AirPods Pro|おすすめのカスタムオーディオ機能|オージオグラムでヘッドフォンの音質調整が可能

Custom Audio for AirPods Pro

AirPods Proを使っていて凄いと思うおすすめの機能が「カスタムオーディオ機能」。

高音域が弱い私にとって音質調整は、音楽や映画鑑賞、会話を楽しむ上で非常に助かります。

設定はiPhoneでする必要がありますが、自分の「オージオグラム」で調整します。

パーソナライズされた世界で一つだけの“ AirPods Pro ”に変身!

今回は、iPhoneのヘルスケアアプリでの設定方法をまとめてみました。

自分の聴力に合わせてヘッドフォン調整できるのが最大の魅力です。

※ヘッドフォン調整は、AirPods Proの他にAirPods(第2世代・第3世代)などで可能です。

目次

AirPods Proのヘッドフォン調整とは

Apple公式サイトのアクセシビリティには「音楽を聴く時も、映画を観る時も、大切な人と話す時も。ヘッドフォン調整を使えば、あなたの聞こえ方に最も合うようにオーディオをカスタマイズできます。」できるとあります。

このように、自分の聴力に合わせてヘッドフォンの音質を調整できる機能を言います。

iPhoneの “ ヘルスケア ” アプリに各耳の聴力データを入力して利用します。

聴き取りの弱い周波数を増幅する機能です!

オージオグラム(audiogram)とは

オージオグラムのイメージ図と耳のす写真(イメージ画像)

オージオグラムとは音の大きさ(音量:dB)と音の高さ(周波数:Hz)を表したグラフを意味します。

聴力検査(測定):純音聴力検査を受けるとオージオグラムを貰うこともできます。

AppleのiPhoneやiPadの「ヘッドフォン調整」は、聴こえの弱い領域音を増幅して聴きやすくしてくれます。

ヘッドフォン調整に利用するのがオージオグラムの数値。

下記写真が私のオージオグラム。

おかきソムリエ本人のオージオグラム(撮影画像)
オージオグラム(本人データ)

オージオグラムから高音域の周波数になるほど右肩下がりになっているのが見て取れると思います。

なお、8000Hzの箇所の矢印はスケールアウト(数値以上の難聴)を表しています。

自分のオージオグラムを持っている方は、紙でもPDFでもそれを読み込むことができます。持っていない方は、一連の聴力検査を行うことで、聞き方の好みに合わせたプロファイルを9つも設定できるようになります。

出典:Apple公式サイト

参考:オージオグラム(聴力図)とは?自分の聴力をもっと理解するために(シグニア)

ヘッドフォンのオーディオ設定をカスタマイズ

ヘッドフォンのオーディオ設定をカスタマイズするには幾つかの手順が必要です。

わかりやすいように3つの手順に分けておきました。

①ヘッドフォン調整

ヘッドフォン調整をオンにする手順は下記の通り。

  • 設定
  • アクセシビリティ
  • オーディオ/ビジュアル
  • ヘッドフォン調整を「オン」にします。

次はオーディオ設定を自分で調整!

②オーディオ設定のカスタマイズ

  • カスタムオーディオ設定を選択
  • 説明文を確認して「続ける」を選択
  • オージオグラムを使用を選択
  • オージオグラムを追加で「続ける」を選択
  • カメラ・写真・ファイルが利用可能
    私の場合、ここではオージオグラムを“ 写真 ”を選択しました。
    ※おそらく正確に読み取れないケースが多いと思うので、自分で右耳と左耳の周波数を修正をします。

以下が修正して入力した画面です。

左耳のデータ
右耳のデータ

私の聴力に合わせた設定ができました。

入力(修正)したデータが正しければ、保存を押すとiPhoneのヘルスケアアプリに反映されます。

ヘルスケアアプリ:聴覚(本人データ)

③カスタムか標準を選ぶ

おすすめの設定という画面で「カスタム」と「標準」の音の違いを比較できます。

オージオグラムを使用」または「標準設定を使用」を選択します。

自分に合った方を選択しましょう!

外部音取り込みモードをカスタマイズ

次に、外部音取り込みモードをカスタマイズします。

  • 増幅
  • 外部音取り込みバランス
  • トーン
  • 環境雑音除去
  • 会話を強調(オン・オフ)

調整が終わりましたら「完了」を選択して終了です。

適用先は「電話」「メディア」「外部音取り込みモード」を選択して設定できます。

オーディオレベル調整が可能なデバイス

AirPods-Pro-and-package(本人撮影)

ヘッドフォン調整が可能なデバイスは下記の通り。(一部抜粋)

  • AirPods Pro (第 1 世代)
  • AirPods Pro (第 2 世代)
  • AirPods (第 2 世代)
  • AirPods (第 3 世代)
  • AirPods Max
  • Beats Solo Pro
  • Beats Fit Pro
  • その他

*2023年1月現在

私が使っているのはAirPods Pro(第2世代)です。

対応iOS/iPadOS

対応のiOSおよびiPadOSは下記の通りですが、最新バージョンでの利用が推奨されています。

  • iOS 14以降(最新バージョン推奨)
  • iPadOS 14以降

参考:iPhone や iPad でヘッドフォンのオーディオレベルをカスタマイズする

まとめ

今回はAirPods Proに対応したヘッドフォン調整のカスタムオーディオ設定について解説してみました。

何と言っても中等度の難聴を持つ私にとっては非常に有り難い機能。

ヘッドフォン調整も慣れるとそこまで難しくはありません。

自分のオージオグラムを参考に設定するだけで音質の向上にも役立ちます。

特に外部音の取り込みでの「会話の強調」においてはかなり威力を発揮!

ぜひ、AirPodsまたはAirPods Proなどを購入した際は体験してみてください。

▼参考サイト
Apple公式サイト(アクセシビリティ)
https://www.apple.com/jp/accessibility/hearing/
オージオグラム作成支援 日本聴覚医学会
https://audiology-japan.jp/gakujutsu-shi/audiogram/

※記事内容は執筆時の情報のため、予告なく変更になることがあります。
※写真やイラストはイメージです。

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